コロナの猛威を漢方でくい止めよう!

 漢方医学のバイブルと言われる『傷寒論』は、まだウイルスや病原菌の概念も無い時代に、急性熱性疾患を治すために著された医学書で、数千年の歴史を超えて現代まで、その薬効が認められてきたということは、病源の種類に関係なく、人の抗病反応・自然免疫力を高めてきた治療であるということを証明しています。

★インフルエンザの経験談★  私がインフルエンザや感冒に漢方薬を積極的に使用するようになった頃、同僚の医師から、「インフルエンザに罹ってしまったようだが、どうしても明日、転勤の引き継ぎのため、病院に行かなくてはならない。漢方で何とかならないか?」と相談されたことがありました。感冒用の漢方薬1日分をまとめて1回で飲み、様子をみながら繰り返すようにと伝えたところ、後から、「全く熱が出ず、咳鼻水も止まって、うまく引き継ぎができた。念のため、抗原検査したが、間違えなくインフルエンザAだった。本当に助かった。ありがとう」と、お礼を言われました。

★コロナもインフルエンザと同じウイルスの一つです★ ほとんどのウイルス感染の初期症状は、頭痛、発熱、悪寒などの感冒様症状で共通しています。この感冒様症状のみで、コロナかどうかまだわからない時期に対応できて、症状を軽減できるのが漢方薬なのです。
  感染してから、そのウイルスの臓器親和性によって、ウイルス肺炎、ウイルス胃腸炎、ウイルス膀胱炎など、特定の臓器の炎症が進んでいきます。
★コロナが怖い理由★  今回のコロナウイルスCOVID-19は、肺と胃腸だけでなく、血管内皮細胞の表面に出ているACE2受容体にも親和性があるので、炎症が進むと、全身の血管炎をきたして、脳血栓や心筋梗塞などの血栓症を起こしやすくなり、様々な合併症をきたして、多臓器不全に陥って死亡するか、ポストコロナ症候群と呼ばれる後遺症を残します。
★コロナで入院しても1週間は漢方を止めないで!!★ 今回のコロナウイルス感染症、COVID-19は、感染予防法で2類に分類されているため、診断がつくと、入院隔離されます。
 漢方薬は「感冒」の保険適応で出されたものなので、入院すると、COVID-19の保険適応がないという理由で、担当医が「漢方を飲まないように」と指示されることがあるようです。ある人の話ですが、漢方を服用して、一晩で解熱したので仕事に行こうとしたが、念のためPCR検査をと言われて、検査したところ陽性だったそうです。入院して漢方薬を中止したら、再発熱して、臭覚を失ったとのことです。
 初期に症状が軽減できていたのですし、COVID-19の確実な治療法がまだないのですから、漢方を止めるべき正当な理由・根拠が本当にあったのでしょうか。

★全てのウイルス感染の初期対応に漢方併用を!★ 合併症や後遺症は感染が長引いて起きるものですから、初期対応がいかに大切であるかと思います。幸い、コロナ(COVID-19)に感染しても、約8割の人は自然経過で1週間のうちに回復します。この1週間で、長引かせない、重症化させないために、人体に普遍的に具わる自然免疫力を高める漢方薬(TLR感染初期免疫応答増強、サイトカインストーム抑制、オートファジー活性などの効果が科学的に証明されているもの)を積極的に使い分けることが大切です。
 後遺症を残しやすいウイルス感染では、帯状疱疹が有名です。すでに抗ウイルス薬がありますが、炎症性サイトカインを早期に減少できる漢方薬を併用する方が、治りが早く後遺症も少ないことをよく経験します。

★漢方薬の作用機序など詳細な説明:過去のお知らせ(COVID19)★
1.「パンデミックに挑む」漢方薬の抗ウイルス効果(令和2年4月)
2.コロナウイルス治療の常識と非常識、初期治療には漢方を!
3.サイトカインストーム:新型コロナウイルス重症化予防に漢方
4.新型コロナウイルス感染症COVID-19最新エビデンス ―若者であっても感染すべきでない理由-

★当院の三密対策★ コロナウイルスは飛沫感染と空気感染が主です。飛沫拡散予防のためマスク着用をお願いしています。
 当院は狭いクリニックですが、終日24時間空気除菌を行うことで、浮遊ウイルスのない室内空間を維持していますから、安全にお待ちいただけます。熱や咳など、感染症にかかっている心配がある人は別フロアで診療しています。どうかご安心ください。