新型コロナウイルス感染症COVID-19最新エビデンス ―若者であっても感染すべきでない理由-臓器親和性

全てのウイルスに臓器親和性という特徴があって、ウイルスが侵入する場所が異なるため、麻疹や水疱瘡、手足口病など、その症状から、ある程度、ウイルスの種類を特定することが可能です。
新型コロナウイルス感染症COVID-19の臓器親和性についてのお話です。
このウイルスは、アンギオテンシンⅡをアンギオテンシンⅠ-7ポリペプチド(Ang.Ⅰ-7)に変換する酵素ACE2を発現している細胞に親和性があります。
ACE2は主に胃腸、腎尿細管、胆嚢、心筋細胞、睾丸、胎盤上皮、眼、血管で発現し、脳でも若干発現していて、コロナウイルスは、これらの細胞を標的として感染します。

この中で、最も重要なのが脳と心筋細胞です。COVID19で脳炎を併発するのはこのためと考えられます。持病のない若年成人でもCOVID19感染後に高率に心筋傷害が持続したり、脳の味覚・臭覚中枢神経の高次神経障害をきたしやすいと言われています。
ドイツからの報告で、呼吸器症状から回復したCOVID19の人達100名を2~3か月後に、心筋MRI検査を実施して78名78%に心筋傷害を認め、60名は進行性心筋炎の状態だったそうです。またCOVID19で死亡した39名の心筋を調べて、24名61.5%にウイルスRNAを認めたそうです。
つまり、COVID19は若い人でも直接、ウイルスが侵入して、心筋を破壊する可能性が高く、いったん破壊された心筋は再生しないので、生涯、少なくなった心筋で生活する心不全状態になってしまう可能性があるのです。
ですから、確実なワクチンが出て接種が終わるまで可能な限りの感染予防を継続し、みだりに流行地域に近づかないことが大切です。
もしも感染したら、漢方薬でできるだけ早い内に治してしまうことです。
漢方薬には、ウイルスの種類によらず、ヒトの自然免疫力を強力に活性化する作用が認められています。具体的には、直ちにウイルスを溶かして消し去るオートファジー機能を高め、自然免疫系の引き金になるTLRを増加させ、重症化や発熱の引き金となるサイトカインストームを鎮める作用が報告されています。
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