子どもの自律神経失調症(腹痛、下痢と便秘、慢性疲労)

子どもは、起立性調節障害(起立性低血圧)、過敏性腸症候群など、精神的緊張が誘因となって自律神経失調状態になることが少なくありません。
最近、腹痛や頭痛を訴え、朝の寝起きが悪くて元気がなく、学校に行けないという子が増えているようです。新学期で気を張りつめて何とか頑張っている内は良いのですが、1、2ヶ月して、疲れがたまりバテてくると、症状が出てきます。気持だけの問題ならGW休暇などでリフレッシュできますが、寝不足で朝食をしっかり取らない状況が続き、体力不足で胃腸が不調になると、昼食後に眠くなり、午後の勉強が手につかなくなります。
これを放置すると、低血圧傾向となり、胃腸が益々弱くなり、食欲にムラが出て、体調が不安定になり勉強への意欲が低下します。その結果、体力も低下し、自律神経失調で慢性疲労状態になります。
軽い下痢や便秘傾向になったり、お腹にガスが溜まって腹痛を繰り返したり、頭痛や肩こりを伴うこともあります。

漢方では、胃腸虚弱と強く関連しているとの考えから、朝鮮人参を多用します。
貝原益軒の養生訓では胃腸虚弱予防に大根や根菜類を勧めています。漢方が合えば1週間ほどで眠気やだるさやめまいが改善され、体力回復が可能で、風邪を引きにくくなります。
頭痛は軽症なら漢方薬で良くなりますが、長引く場合は頸椎の微妙なズレを戻すと良くなる場合もあります。小児の場合、精神的なものだけでなく、生活の不摂生が誘因となることが少なくありません。