自律神経失調症で安定剤を飲んでいて大丈夫でしょうか?

自律神経は植物神経ともいい、呼吸、循環、消化、代謝、分泌、体温維持、排泄、生殖など生体にとって最も大切な生命維持機能を調節する神経です。
従って、様々なストレスによって機能障害を起こします。寝不足で朝食をしっかり取らない状況が続くなどの不摂生から、胃腸が不調になり、昼食後に眠くなり、午後の仕事や勉強が手につかないというのも自律神経失調の一つですし、強い精神的ストレスから、めまいや動悸、呼吸が苦しく感じるなど、様々な体の変調が来るのも自律神経失調です。
従って、体調不良で医学的検査を受けても何も異常がないと言うときに、体調不良という代わりに、自律神経失調症と言っているだけのことです。

一般に、自律神経失調になる人は気の弱い人が多く、体力も低下し、日頃から胃腸虚弱だったりするので、こんな病名がつくと、益々気持ちが沈んでしまいます。
そこで精神安定剤が必要になる場合もあるのですが、精神的ストレスが原因でない場合は、最初から服用する必要は無いと思います。漢方的に見れば、虚証体質で五臓六腑の五系統のどれかの慢性的な機能低下による慢性疲労状態を伴うことが多いので、漢方薬によって体調を回復できます。

また、精神的ストレスが原因の場合でも、漢方で、五臓六腑の五系統全てのバランスがよくなり、基礎体力が付けば、安定剤を減量して中止できる場合もあります。