シミや吹き出物で困っています。漢方で治せますか。

皮膚は内臓の鏡と言われます。皮膚には五臓六腑それぞれに関連するツボがあり、顔から手足の末端まで経絡となって続いています。内臓が不調になると、関連した経絡の末端である顔や手足の一部にシミや肌荒れや吹き出物が出現し、経絡に沿って広がっていきます。

特に春は気候の変化が激しいので、内臓を調節している自律神経が不調になり、血液や水分や食べ物の流れが悪くなって、手足が冷えて顔が火照り、皮膚が乾燥し、便秘や月経痛や月経不順が悪化します。

こうして経絡の末端の顔や手足にシミや肌荒れや吹き出物が増えるのです。

顔のUゾーンには胃の経絡があるのでアゴの周りや顔の横に頑固に残っているシミや吹き出物は胃を良くする必要があります。

また顔のTゾーンは胆嚢と膀胱の経絡で月経や肝臓の解毒機能と関連し、口の周りは胃と大腸に関連するので、全身の血行をよくして月経痛や便秘を解消することが大切です。特に皮膚が化膿しやすい解毒体質の人は、食事に注意して肝臓の負担を減らし血液をきれいにすることが必要です。

スキンケアだけではどうも良くならない場合、内臓機能を改善する漢方の併用をお勧めします。

関連記事