2024年秋コロナワクチン接種を行わない科学的理由  

1.ワクチン反復接種で免疫力低下の事実!
 2024年秋から日本で予定されているメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン(JN.1株)は、現在流行しているKP.3株への効果は不充分と言われています。さらに、mRNAワクチンの免疫誘導作用があまりに強すぎる結果、ワクチンによる過剰免疫を抑制しバランスをとろうとする 免疫グロブリン(IgG4)が、反復ワクチン接種により増加して、本来のコロナウイルス免疫抗体であるIgG3に結合して、コロナ感染免疫を弱めてしまったり、帯状疱疹などのウイルス感染を増やしたり、がん免疫を低下させ、「IgG4関連疾患」を促進する可能性があります(2023年10月3日東京都医学総合研究所の文献紹介記事:https://www.igakuken.or.jp/r-info/covid-19-info182.html)。

2.レプリコンワクチンへの懸念
 現在、国内で新たに開発され、世界で唯一日本の みで認可され、2024 年 10 月 1 日から定期接種を開始するとされている自己増幅型 mRNA
ワクチン(レプリコンワクチン)も、世界的な状況がもっと明らかになり、充分に安全性と有効性が科学的に確認されるまで、当院では接種しない方針といたしました。(日本看護倫理学会のメッセージ:【緊急声明】 新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念  自分と周りの人々のために:https://www.jnea.net/wp-content/uploads/20240806kinkyuseimei.pdf

3.mRNAワクチンによる急速な抗原増加の危険性
 小児や青年へのmRNAワクチン接種によって、心筋炎や急性散在性脳脊髄炎、ブレインフォグなどが増加したとの報告もあります。
 新型コロナ感染症の原因ウイルスのように、次々に変異してワクチン免疫をすり抜ける株が次々に出てくるウイルスに対しては、ワクチンによる長期の感染予防効果は全く期待できないだけでなく、 ワクチンで急速に増加した抗原が、ACE2受容体を持つ血管内皮、気道肺胞上皮、腎尿細管上皮、消化管上皮、脳神経細胞などに広く付着するので、広汎に慢性炎症を起こしたり、IgG4誘導による免疫力低下で、コロナそのものに対する免疫が落ちるだけでなく、帯状疱疹や癌のリスクを高めたりして、ワクチン接種のリスクが無視できない状況です。

4.ウイルス感染に有効な漢方薬によってコロナ後遺症を防いできた経験
 多くのウイルス感染の初期治療には 漢方薬がとても良いことが科学的に解明されています。
 感冒用の漢方薬には、①ヒトの初期自然免疫を高めて、②オートファジー(細胞内のお掃除システム)を活性化して、③早期にウイルスを細胞内から排除し、④感染直後の炎症の引き金であるサイトカインストームを抑えて、⑤早期に解熱し軽症化できる働きがあります。
 当院では、今回のコロナパンデミックの当初から漢方治療を続けて来た経験があり、漢方薬と徹底した次亜塩素酸水による空間除菌のお蔭で、当院では一度もコロナのクラスター感染(院内集団感染)を起こしていません。

5.科学的根拠に基づくワクチン接種見合わせと、当院のコロナ感染症対策
  天然痘や麻疹など、変異の少ないウイルスに対しては、ワクチンは極めて有効な手段なのですが、コロナのmRNAワクチンは全く違うのです。
 以上のような状況から、現状でのコロナmRNAワクチンの有効性と反復接種の危険性を科学的に判断した結果、当院では、コロナmRNAワクチン接種を見合わせることとしました。
 コロナ感染症は、単なる感冒とは全く異なる、全身の血管炎を主とした脳を含めた多臓器不全のリスクのあるウイルス感染症ですから、当院では、感冒用漢方薬を常に多めに常備して、初期感染に用いることが、現状でのベストな方針と考えます。

要約:①秋から接種されるワクチンは、現在流行中のKP.3株への効果が不充分である
   ②イスラエルで、反復接種によって流行が著しく拡大し、IgG4による免疫力低下が強く疑われたため、接種が中止された
   ③反復ワクチン接種でIgG4が増えると、コロナウイルスの免疫回避が促進され、ワクチン効果が落ち、帯状疱疹が増える
   ④新型コロナウイルス感染は、漢方薬の抗ウイルス効果で治療でき、予後改善が期待できる(当院の感染症治療リンク参照

関連記事