2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/19 helena よくある質問 アトピーや乾癬などの皮膚疾患と漢方治療 慢性に経過する皮膚炎であるアトピーや乾癬は治療ガイドラインにあるように軟膏療法が欠かせません。当院は皮膚科ではないので軟膏に関しては基本的に皮膚科の先生にお任せしています。 医学生は皮膚科学の授業で「皮膚は内臓の鏡」と学びます。漢方でも内臓の不調から皮膚の気血水バランスが崩れて皮膚病になり、さらに食毒が皮膚に出て悪化すると考えま [続きを読む…]
2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/19 helena よくある質問 チック症の治療は?専門医にかかるべきですか? 小児は精神的なストレスが高じると、チックや過敏性腸症候群や自律神経失調症など様々な身体症状をひき起こします。 ストレス症状の強さは、それを受ける本人の性格と、ストレスそのものの強さによるので、まずは本人が受け止められる程度に、精神的なストレスを軽減して、環境を整えてあげることが先決です。 漢方薬にはストレスに伴う身体症状を軽減す [続きを読む…]
2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/19 helena よくある質問 花粉症やアレルギー性鼻炎は漢方で治るものでしょうか? アレルギー性鼻炎は最近、患者数が増加しています。地球の温暖化で花粉が増えたこともありますが、それ以上に、食生活や生活環境が変化し、アレルギーを起こしやすい体質になったと考えられます。 体質改善を主要目的とする漢方薬と医食同源の考え方に基づいた食事への配慮が必要です。 起きてしまったアレルギーをコントロール(軽減)するためには、最 [続きを読む…]
2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/16 helena よくある質問 アトピー性皮膚炎のステロイド療法と本質的な治療 アトピー性皮膚炎に対してステロイド軟膏を用いることは、皮膚科学会のガイドラインにおいて推奨されています。私も、ひどいアトピーで炎症が強い場合には、まず、ステロイドで症状を鎮める必要があると思います。 ただ、アトピーの本質は、炎症にあるのではなく、炎症を起こしやすくする基本体質、つまり胃腸虚弱や、皮膚のバリア機能の低下や、冷え症と [続きを読む…]
2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/16 helena よくある質問 長引く吹き出物 Q.顔のニキビが長引いています。一度良くなっても何度も繰り返します。内臓が悪いのですか。 A.吹き出物は春先から初夏の木の芽時に多く出ますね。昔の人は冬に溜まった体の老廃物が春に出てくるのだと考えていました。西洋医学では「皮膚は内臓の鏡である」と学びますが、東洋医学でも全身の皮膚に経絡というツボがあり、五臓六腑に関連していること [続きを読む…]
2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/19 helena よくある質問 シミや吹き出物で困っています。漢方で治せますか。 皮膚は内臓の鏡と言われます。皮膚には五臓六腑それぞれに関連するツボがあり、顔から手足の末端まで経絡となって続いています。内臓が不調になると、関連した経絡の末端である顔や手足の一部にシミや肌荒れや吹き出物が出現し、経絡に沿って広がっていきます。 特に春は気候の変化が激しいので、内臓を調節している自律神経が不調になり、血液や水分や食 [続きを読む…]
2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/19 helena よくある質問 風邪薬の抗ヒスタミン剤と漢方について PL顆粒やPG顆粒と言った医者の処方する総合感冒薬には、鼻水を止めるために第一世代の抗ヒスタミン剤が入っています。 脳内に移行して、眠気と認知機能低下、記憶力低下、食欲亢進などをきたし、お酒を飲んだ時のような状況になります。市販の多くの鼻水を止める風邪薬も同様で、これらの薬を服用すると、半日以上にわたって脳機能不全状態になるので [続きを読む…]
2019/8/19 / 最終更新日 : 2021/5/19 helena よくある質問 新型インフルエンザには漢方も有効ですか (平成21年7月31日常陽ウィークリーより転載) Q. 新型インフルエンザが心配です。何か対処する方法はありますか。 A. 中国の後漢時代にできた漢方のバイブル傷寒論には急性熱性疾患の治療がとても詳しく書かれていて、今でもその記載に従って治療すると風邪が速やかに治ります。 太陽病傷寒という病状がインフルエンザの症状に良く似ており [続きを読む…]