ホームページリニューアル、湿邪と寒邪とインフルエンザ流行(令和元年10月)

秋の彼岸、秋分を過ぎると、日差しが弱くなり、10月1日からは「衣替え」ですね。
当院のホームページも、開院21年目で、令和元年10月1日から衣替え、リニューアルしました。

湿気(湿邪)と寒気(寒邪)が増してくる秋の彼岸のころが、最も健康を害しやすい時期です。
一年で最もハウスダストやダニが増えるので、皮膚や呼吸器系のアレルギーが悪化して、アトピーや喘息発作が起きやすくなります。また、カゼを引くと、気管支炎や肺炎などになりやすい季節です。

土浦市内では9月下旬からインフルエンザA型が流行しています。高熱で筋肉痛や関節痛を伴うカゼはインフルエンザかも知れません。当院には発症6時間で判定が可能な自動迅速診断キットがあり、インフルエンザかどうかの判定をしています。

インフルエンザには漢方薬がとても早く効きます。科学的に、熱や咳、鼻水、筋肉痛をつくれという命令物質である炎症性サイトカインの大量発生(ストーム)を鎮静し、正常化して解熱させる働きがあり、さらに感染細胞内で増えているインフルエンザウイルスを、オートファジー機能を高めることで、消去してしまう働きがあることが分かっています。

かぜかなと思ったら、こじれて悪化しないうちに、早く診断して、抗ウイルス薬と漢方を併用した方が良いですね。
しっかりと衣替えをして、首や手足を冷やさないようにして、カゼから体を守ってあげてくださいね。

インフルエンザA型 については「インフルエンザA型 全国的に異例の早期流行」も合わせてご覧ください。