#17173 返信

けんご(院長)
キーマスター

 お問い合わせ頂きありがとうございます。「コロナの自宅療養には漢方を」という当院HPの記事をお読みになったのですね。この記事は、新型コロナ感染の流行当初に、「発熱したら4日間は自宅待機で様子を見る」という厚労省の指示があり、それではコロナの合併症や重症化が防げないために書いたものです。
 発熱するのは、炎症性サイトカインが残っているからです。麻黄湯に抗ウイルス効果があり、麻黄を含む他の漢方薬にも類似したサイトカインストーム抑制効果がありますが、麻黄湯で発汗したら麻黄附子細辛湯に切り替えるという選択はとても特殊な事例の場合だけなので、特に、小児にはお勧めできません。
 漢方医学のバイブル、傷寒論を参考にして処方選択するのが良いと思います。麻黄湯で発汗しても、表証が抜け切れて居ない場合は、表虚証に用いる桂枝湯類の中から適切な処方を選ぶ必要があります。
 また、発汗しても再発熱する場合は、もし表証だけなら発表剤ですが、半表半裏の証であれば、その発熱には柴胡剤を用います。
 4日間、麻黄附子細辛湯を飲ませたいとのことですが、まだ自宅療養期間の5日間が過ぎていないのであれば、麻黄湯を更に半量に減量して、発汗過多にならない程度に継続することをお勧めいたします。
 その後、5日を過ぎて残った症状は、柴胡剤が必要かもしれませんが、漢方専門医にご相談されたほうが良いと思います。
 5日間の療養期間中も、急を要する場合は、受付に電話でお申し込み頂ければ、オンライン診療が可能です。
 通常のオンライン診療は、当院通院中で安定している方を対象としており、前日までに予約ください。