#17085 返信

けんご(院長)
キーマスター

 野菜が好き嫌いなく、しっかり食べられるようになると、アレルギーを起こしにくくなります。
ヒトの免疫中枢は腸にあります。野菜がしっかり食べられるようになると、善玉腸内細菌のご飯になるので、その結果として善玉腸内細菌が乳酸、酢酸、酪酸などの有機酸をつくって腸内を弱酸性の健康な状態に保ってくれるので、また酪酸が制御性T細胞というアレルギーを鎮める細胞を増やして、過剰免疫反応が起きないようにしてくれるので、食物アレルギーを鎮静化できます。
 漢方薬は様々な生薬の組み合わせで、五味(酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い)がバランス良く含まれているので、物心つく乳幼児期に漢方薬の味に慣れていると、お野菜に含まれるわずかな苦味や酸味にも慣れて、ピーマンや人参など香りの強い野菜が何でも食べられるようになります。
 漢方薬に感謝していただき恐縮です。温野菜生活を続けておられること、本当に良かったですね。