立夏からの夏バテ対策(令和8年5月)

5月5日の立夏を過ぎて暦(こよみ)の上の夏になりました。8月7日立秋の前日までが暦の夏です。
5月は新緑が鮮やかで過ごしやすい気候ですが、陽ざしの強さは暦で決まるので、8月上旬までが最も強くなり、植物の光合成が最も盛んな季節になります。
人や動物も、植物と同様に太陽の影響を受けるので、健康を考える時には、暦を考える事が大切です。
漢方医学の黄帝内経素問の四気調神大論に、夏を蕃秀(ばんしゅう)と呼び、万物が成長繁茂して陽気が最高潮に達するので、①夜日が暮れてから寝て、朝陽が昇る前に起きるようにと述べています。夏は五行色体表で火気に属し五臓では「心」気で、心は暑さを苦手として、焦りや怒りの感情で心気を傷つけるので、②万物が伸び伸びと成長するように、心を明るく伸びやかな気持ちで過ごし、心気を損ねないようにすることが大切です。③陽気が盛んになるので適度に発汗発散して、体調を整えることが大切です。
地球の温暖化で酷暑が予想されますが、だからと言って、一日中、冷房の下で汗をかかない生活をしていると、秋に呼吸器系の疾患が重症化しやすくなります。
初夏の今頃から夏バテ予防対策として、食べ過ぎ、飲み過ぎを避けて、胃腸を大切にして、温野菜や果物でカリウムを補充し、水分代謝をよくしておくことが大切です。胃腸虚弱体質の人は、夏バテしやすいので、今から漢方薬で胃腸を整えておくことをお勧めします。