3月と4月の異常気象と体調不良(令和8年4月)

 令和8年の新年度が始まりました。自宅には山桜が早めに咲きました。今年も昨年以上の異常気象が続いているだけでなく、世界中に大きな不安材料が山積していて、不穏な状況が続いていますね。
「春に三日の晴れま無し」と言われますが、日本列島の北の寒気と南の暖気がとても強いために、間に挟まれた日本上空の偏西風の流れがとても速くなっていて、晴れの日が二日と続かないのだそうです。したがって気温差も大きく、目まぐるしく変化するので、頭痛やめまいなどの体調不良や強い疲労感を訴える人が増えています。これも温暖化の影響ですね。
 世界中の海水温が高くなりすぎて、表層海流が深層海流へ流れ込む量が著しく減って、海洋の大循環が低下して、中高緯度の穀倉地帯の低温化、干ばつ、大雨による洪水被害がさらに加速されています。

 異常気象の中でも、四季は絶え間なく変化し、立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至と1年を八等分して季節は一ヵ月半で変化していきますから、気象ストレスにしっかりと対処できる漢方医学の必要性が、ますます高まっていくと思われます。心身の体内環境を調えている気血水という座標軸を用いて、その過不足・循環を改善して、気象ストレスに負けない体力を維持するために、漢方薬を活用してください。

 また、昨年も書きましたが、新年度を迎えて期待と不安の入り交じる時期ですが、『孟子』の言葉によれば、全てのストレスは『天』が与えるもので、人に忍耐強い性根を築かせて、今までできなかったことを乗り越える実力をつけさせてくれるチャンスを与えてくれるものだと述べています。天を味方に付けて、さらに漢方薬をのんで、大和魂を新たに奮い立たせる新年度にしたいものですね。