筑波山の神(令和7年5月)

西の富士、東の筑波と並び称せられてきた筑波山が、ゴールデン・ウィーク中にとても混んでいたとモーニングショーで長時間、紹介されていました。筑波山は、関東平野のヘソとも言われ、関東平野を一望に見渡せて、自然が豊かで、柿やリンゴ、ミカン、栗、梨と多くの果物が採れて、山紫水明と讃えられ、常陸風土記や万葉集にも歌われた嬥歌(かがい)の森と呼ばれ、日本三大歌垣の一つとされています。
太古より多くの若い男女が集う縁結びの神としても信仰を集め、親鸞の東北巡業でも、しばらく麓に居を構えたと言われ、絶大な神力を発揮する、素晴らしい神様がいらっしゃるそうです。
私は二十歳の頃に、ある神主のおじいさんととても親しくなり、「人は死んだらあの世に生まれ、生まれ変わり死に変わりして、魂は生き続ける。さらに生まれも死にもしない神様が実在していて、親心で私達の魂(たましい)を育(はぐく)んでくださっている。だから本当に困ったときは、人を頼らず神を頼れ。」と教えていただきました。
その時以来、事ある毎に筑波山の神様を頼って、結婚や就職、開業など、様々な相談や願いを投げかけて、どんどん良い方へ導かれてきました。それらの体験から、今では、神様が実在することを確信するようになりました。
そして当院へ不妊症で来てくださる患者さんにも、妊娠しやすくなる体質改善のアドバイスと漢方治療を続けながら、最後の一手はコウノトリさんにお願いするといいよ「困ったときの神だのみ」で、日本全国にある地元の産土神(うぶすながみ)が、魂を霊界から連れてきてくださって、赤ちゃんとして授けてくださるそうだから、私達の産土神は筑波山だから、感謝して正式参拝してみたら良いかもね。と話しています。
結果は、大谷翔平以上の打率で、筑波の神様の御神力を実感して感謝する日々が、ずっと続いています。
漢方薬は、心身のバランスを整えて人を元気にしてくれるものですが、さらに私達の産土神である筑波山からご神気をいただくと、元気に歓喜を足してくださるようなイメージで、ほんとうに幸せになれます。
今は立夏を過ぎて、梅雨に向かって気持ちが沈みがちな頃で、五月病のようになる人もいるかと思いますが、漢方薬と産土神を頼りとして、一緒に乗り越えて行きましょう。