甘麦大棗湯の副作用について

 
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このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。3 年、 7 ヶ月前 けんご(院長) さんが最後の更新を行いました。

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  • #3378 返信

    S.T

    川嶋先生の研究発表結果を拝見して、甘麦大棗湯を服用し始めました。
    私は55歳で、医師の診断結果はもらっていませんが、恐らく自閉症スペクトラムだと思います。
    コミュニケーション障害、感覚過敏があります。
    甘麦大棗湯を掛かり付けの医師に処方してもらい服用してから、まだ、5日ほだですが、だるさを感じます。
    これまでは、以下の漢方を処方してもらっていました。
    柴胡加竜骨牡蛎湯
    抑肝散加陳皮半夏
    補中益気湯
    しかし、川嶋先生の研究結果を見て、補剤と思われる補中益気湯を一次障害を改善できると言われた甘麦大棗湯に変えてみることにしました。
    ところが、服用してまだ、5日程ですが、だるさを感じます。過集中は緩和された感じはします。
    これは、初期症状ということで、もう少し服用を続けてみた方が宜しいでしょうか?
    それとも、服用を中止した方が宜しいでしょうか?
    研究結果からは、20歳の人には、「著効」はなく、「やや有効」が多かった様ですので、甘麦大棗湯は効果が期待できないでしょうか?
    もし、甘麦大棗湯の服用を中止した場合の次の策としては、研究報告に記載されていた「四物湯」を試してみたいと思います。

    以上、長文となり、恐縮ですが、アドバイスをお願いいたします。

    #3523 返信

    けんご(院長)
    キーマスター

     私の2019年6月の講演会のレジメを読まれて、甘麦大棗湯をお使いになられたようですが、甘麦大棗湯の漢方医学的な適応を誤ると、特に成人では、血圧が上昇したり、浮腫みやすくなったり、低カリウム血症になって、ボーッとすることがあります。
     この講演会のデータは事実ですが、成人ではもう少し別の処方が良いと思われます。次の策として考えておられる四物湯は、さらに、漢方医学的な適応症をしっかり判断して用いないと、胃腸障害を起こして、酷い場合は嘔吐することもあります。
     近隣の方であれば、ご来院下さい。遠方でご無理であれば、漢方専門医にご相談ください。
     この講演会の時に渡したレジメは、日本東洋医学会に所属される漢方医を対象にしたものですので、基本的な漢方薬の知識のないまま、これらの処方を服用されることは、厳に、慎んで下さい。
     甘麦大棗湯も四物湯も、発達障害の治療に対しては、まだまだ研究途上の漢方薬です。
     ご来院いただければ、漢方的に適した処方の中から、神経発達症に有効と思われる処方を選択させていただきます。

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