#16475 返信

けんご(院長)
キーマスター

Sara様 ストレイシープ様にも御返事しましたので重複する部分は上記をお読みください。
 西洋医学的に慢性炎症があり、漢方的には瘀血と痰飲と書きましたが、交感神経が常に強く緊張するような状況が続くとSara様のように、あちこちに痛みを生じるようになり、その痛みの部位が変動します。胸のチクチク、胸の激痛、鎖骨の違和感など、様々なつかみ所の無い不定愁訴も、交感神経の過緊張から生じます。
 この交感神経の過緊張によって、ドライアイ、口渇、遊走性疼痛、手掌発汗・腋下発汗・足底発汗過剰、精神的な不安緊張、恐怖などを持続させて、血圧が上昇し、脳の毛細血管が収縮して脳萎縮をきたし、無感動、無関心から次第にうつ状態へとすすんでいくことがあります。
 これは、身体症状が前面に出ている仮面うつ病の可能性があります。神経学的な諸検査で異常なければ、心療内科や精神科の専門医に相談されることが良いと思われます。
 漢方薬はある程度の自律神経の不調を治すことができますが、いただいた情報から推察するに、早めに心療内科などを受診されて適切な治療をお受けになれば、現在の不調はかなり良くなって、リンパ球も増えてくるのではないでしょうか。