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けんご(院長)
キーマスター

最近の食物アレルギー治療の流れでは、アレルギー反応が出ない程度の少量から始めて少しづつ食べて治す治療が行われつつありますが、今回、救急外来を受診されたように、経過中にアナフィラキシー反応を起こすこともあるため、入院施設のあるアレルギー専門の小児科で減感作療法など一般的な治療を行うことをお勧めします。

 その上で、当院では、アレルギー寛容(アレルギーを起こさなくなること)を起こしやすくする手助けを漢方などを用いて行っています。
 つまり、アレルギーに大きく関与している腸内環境を整えるために、漢方の建中湯類や参耆剤、オリゴ糖、酪酸菌などを利用したり、腸の慢性アレルギー性炎症を改善する食事指導をしたりしています。
 腸と皮膚は漢方的には表裏の関係にあるため、皮膚の状況に応じて漢方薬を使い分けています。

まずは、入院施設のある小児アレルギー専門医にご相談されることをお勧めします。