新型コロナウイルス感染症への当院の対応

 日本医師会から2月17日に「新型コロナウイルス感染症の正しい理解のために」というメッセージが発信されました。

 そこにも述べられていますが、唾液や咳痰などが飛び散ってうつる飛沫感染と、その飛沫が付着した部分に触れてうつる接触感染で広がり、感染力はインフルエンザと同じくらいとのことです。

一般にウイルスは、感冒(かぜ)の原因の9割以上を占めています。ごく一部のウイルスを除いて、ウイルスに対する治療薬はないと言われますが、ほとんどが自然に治っていくものです。一旦治れば、そのウイルスに対する特異免疫ができるので、全く同じウイルスに対しては発病しなくなります。

人には、あらゆるウイルス感染の初期に対応する「自然免疫」と、感染後数日してから作られ、そのウイルスだけに反応する「特異免疫」というものがあり、前者は感染症状を軽くするため、後者は感染ウイルスを完全に排除するために働き、全体として「自然治癒力」を形成しています。

 この自然治癒力がしっかり働く人は、感染しても軽症で治ります。新型コロナウイルスの致死率は、2月19日のNHKニュースの中国4万4500人のデータによれば、平均で2.3%ですが、30代までは0.2%でした。持病があったり、高齢者だったり、自然治癒力が弱っている人の予後が悪いのです。

漢方薬は、全てのウイルスに共通して働く感染初期の「自然免疫」を活性化して、人が持っている自然治癒力を助け、感染症状を軽くし、早く解熱させる効果が、科学的に証明されています。感染初期の炎症性サイトカインストームを軽減する作用がシナモン(桂皮)や麻黄、生姜にあります。また、細胞内のリサイクルシステムであるオートファジーを活性化して、細胞内で増殖するウイルスを減らす作用も確認されていています。臨床的にもインフルエンザが軽くなり、早く治ることが認められています。

当院の院長は、漢方専門医であると同時に、日頃からウイルス感染症を多く扱う小児科専門医でもあります。そのために、空気や壁をウイルス除菌できることが証明されている高濃度プラズマクラスター空気清浄機の業務用3台、家庭用大型3台を常時稼働させ、さらに3月7日から、次亜塩素酸生成空間除菌器を24時間稼働させて、エアゾル化したウイルスや院内の付着ウイルスを除菌し、入口とトイレ、処置室、診察室、受付にアルコール消毒を設置し、発熱で来院された人は先に処置室で待っていただき、優先的に短時間で診療を終えるようにして、感染対策に万全を期しています。

 ですから、今後も、事情の許す限り、通常診療を行って、漢方薬で自然免疫力を高める治療を継続していきますので、どうかご心配なく、安心してご来院下さい。